人間ドックのマンモグラフィー検査

人間ドックで行われているマンモグラフィー検査というのは、乳房専用のレントゲンによる画像診断です。基準値はカテゴリー1~6まで分かれていて、1・2は異常なし、3は良性所見だが悪性を否定できない、4は悪性の疑い、5は悪性、と決められています。具体的な検査方法として、乳房を薄く引き伸ばし、それを画像撮影します。乳房を挟む専用の台があり、そこに乳房を乗せて広げるのですが、人によっては痛みを伴うこともあるようです。

これは引き伸ばさないと隅々まで観察できないためです。人間ドックで異常が指摘された場合、専門医を受診して精密検査を受ける必要があります。診断方法として、細胞診や生検を行うことが多いです。他にはMRIを使った診断方法もあります。

マンモグラフィー検査でわかる病気として、代表的なのは乳がん・乳腺症・乳房の良性腫瘍などです。乳がんは女性しかかからないと思われがちですが、乳房は男性にもあるので男性がかかる可能性もあります。ただ、女性に比べると発症率は200~300分の1という極めて低確率でしか生じないので注目されていません。なんにせよ、女性は乳がんの罹患率が高いので、人間ドックで定期的に調べておくことが大切です。

最近では乳がんの予防のために乳がん検診を啓発している機関のおかげで、だいぶ乳がん予防への意識が高まってきていると言われています。しこりなどの具体的な変化がなくても、人間ドックで年に1度調べてもらうと安心です。

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